3つの自慢


第一の自慢(当園の特徴)

 当園の特徴はモンテッソーリ教育、縦割り、少人数、子供たちを心から愛する先生方です。モンテッソーリ教育とは、イタリアの教育者マリア・モンテッソーリが開発した教育法で、子供に与えられた敏感期を生かした教育です。敏感期とは「あることに対して感受性が特別に豊かになる一定期間」のことで、敏感期の子供に環境を整えてあげると、自分に必要なものを感受性で選び取り、集中し、喜びにあふれ、精神的にも、能力的にも、驚くほど成長を遂げます。

 ある卒園生のお母さんが、「モンテッソーリ教育は、本当の子供の姿を捉えた教育だと思います。教えるのではなく子供の力を引き出す教育。この園の先生方は、一人ひとりの子供の個性を尊重し育んで下さいました。子育てに悩む人も多いと思いますが、この園には答えがあります。子供も母親も幸せにしてくれるところです。」と評価して下さいました。

 また、別のお母さんは縦割り保育について、「どんな家庭環境の中にいても、誰かのお兄ちゃんやお姉ちゃんになれたり、弟、妹になれたり、お兄ちゃんお姉ちゃんの成長を『あこがれ』として与えてくれる環境がとてもうれしく、そのあこがれが頑張りにつながり、達成感につながっていく環境があるところが素晴らしい。」と言ってくれます。

 


第二の自慢(質の高いお母さんたち)

 給食がなく、園バスによる送迎がなくて保護者が園の送迎をしなければならない、大きな運動場がない、というハンディがあるにも関わらず、当園の特徴をよく理解し、子供たちの大切な時期に出来るだけよい教育を受けさせてあげたいと、当園に入れてくれるお母さんたちの見識は素晴らしいものがあります。同時に、園の先生方を信頼し、一緒になって子供を育ててくれるので、園と先生方とお母さんたちの協力の中で子供たちは育てられていきます。

 また、送迎時の交わりやハンナ会、夕涼み会、クリスマスフェスティバル等を通してお母さんたちが仲良くなり、いろいろな意味で助け合ったり、支え合ったりしている姿は麗しいものがあります。

 さらに、子供たちに関しても、自分の子供のことだけではなく、他の子供たちの成長も喜ぶことの出来るお母さんたちです。

 あるお母さんの評 「・・・、親も楽しく子供たちといろいろなことをチャレンジ出来たので、すごく良かったと思っています。親同士も仲良くさせていただきました。」

 


第三の自慢(子供たちの変化・成長)

 よい環境を与えられた子供たちは、幼児園を通して「腹ペコ青虫」のように自分にとって必要ないろいろな要素を吸収し大きく成長していきます。それは子供の発育段階をみるとよりハッキリ分かります。子供たちが大きく伸びる時のひとつが運動会とその後です。これもお母さんの評価を引用します。「この幼児園の運動会を観たら驚くと思います。誰ひとりボーっとしている子供がいない。みんなキラキラした目をして精一杯ダンス・競技をしている。」 なぜ、子供たちがこんなに素晴らしいものを見せてくれるのか?それには秘密があります。各人が自分で選んだ種目にチャレンジし、繰り返し繰り返しの練習でそれをクリアーしていく。その出来た時の達成感が自信につながっていきます。

 それと、子供たちが最終学年、赤組になると急にそれぞれがお兄ちゃんお姉ちゃんとしての自覚を持ち、しっかりしてくるのはびっくりします。それは自分たちが下級生だった頃、赤組の子供たちが見せた先輩ぶりにあこがれ、しっかりと学習しているからでしょう。最後の卒園作品展の品々に子供たちの成長ぶりが凝縮され、見事な出来栄えとなり、我々を感動させてくれています。